僕の中での金型とはプラスチック射出成型金型である
記憶のあるなかで、はじめて見たのはかなり前で小学生のときである
そのときの金型はたぶん漆器の金型のような??
そのころ世の中にはNC加工機があったのだが
うちの工場には汎用機しかなくて
できるものが限定されていたのだろう
漆器の型でも四角のものがほとんどであったろう
手伝っていたので多少覚えているのだが
四角の重箱??弁当箱??のようなものは
ストリッパーで離型をしていて
ストリッパーとコアの四つ角の型あわせをやすりで加工をしていた
僕も何度かやってみたことがあるが結構むずかしかったような
角がアールのときはコアの方の角をストリッパーのアールにあわせる
角がアールでなく直角?というか角のときは
ストリッパーのほうを削ってあわせる
このようなことを手動でやってました
たぶんワイヤーカット放電加工機は世の中にあったとおもう
今思えば、とてもメンドーなことをしていた
まあ、それでもそのとき金型の材質はS50Cなどで
ぜんぜんやすり(ハイス)でも削れたので
なんとかかたちにもなったのだろう
樹脂もABSだったとおもうので
バリもそんなにでることなく
ぼくはやすりでの加工は数えるほどしかしてませんでしたが
うちのおやじ(社長)はかなりの数をやっていたはず
かなり忘れてしまったがとてもきれいに仕上げていた
まあとうぜんだけど
それを仕事にしていたので。